くびの痛みを徹底追及 久宝寺駅の鍼灸院が解説
頚の痛みを経験したことのある方は多いと思います。「その頚の痛みは鍼灸治療で全て治ります!!」と言いたいところですが、頚の痛みの中でも鍼灸治療で治療不可能なものも多くあります。今回はこの頚の痛みは鍼灸治療が難しい、この痛みは鍼灸治療できますなど解説していきたいと思います。
頚の痛みが起きる原因
約67%の人が一生のうちに頚の痛みを経験すると言われていますが、これは頚の構造や機能に関係しています。ボーリングの玉ぐらいの重さがある頭を細い頚だけで支えているので、頚の筋肉が硬くなることで神経を圧迫したり、頚の骨が重力を受けて棘のように尖ってしまい神経を圧迫する場合があります。背骨の上の部分頭蓋骨の下7つを頚の骨としています。上の図がその頚の骨だけを抜き出したものです。その頚の骨の中に脳からでた大切な情報を伝達する脊髄というものがあります。脊髄は下の図を見て頂いた方が良くわかると思います。その脊髄から手や足へと神経が伸びて行っています。また頚は大切な神経が通っているだけでなく、頭へ血液を送る動脈も通っています。このように大切な神経や血管が細い頚を通っているにも関わらず、重い頭を頚の筋肉だけで支えている構造になっています。大勢の方が肩こりや頚の痛みに悩まされるのも納得できますね。
鍼灸で治療できない頚の痛み
頚の痛みの中でも重要なのは、手足にしびれなどの症状があるかどうか、更に安静時にも強い痛みや増悪する痛みがあるかなどが大きな判断基準になります。勿論手や足にしびれがあるや、強い痛みがある方全てにおいて鍼灸治療ができないと言う訳ではございません。判断がつかない場合はとりあえずあすか鍼灸院にお電話頂いたらアドバイスさせて頂きます。では、病名を挙げて実際に鍼灸治療を受ける前に、医師の診察を受けていただきたい状態を説明します。頚の痛みに伴い手足にしびれが出る場合の考えられる病気は、「頸椎椎間板ヘルニア」「頸髄損傷」「頸髄腫瘍」「黄色靭帯骨化症」などがあります。腫瘍はそれだけでまず医師の診察を受けていただく必要がありますが、それ以外の病名でも上の図で説明した身体で大切な神経である脊髄神経を圧迫している状態が予想されます。ですので、腫瘍の場合と同様に鍼灸治療を受ける前に医師の診察を必要があるかもしれません。当院でもまず脊髄神経を圧迫している徴候がないか慎重にお身体を診ていきます。
鍼灸で治療できる頚の痛み
一番最初に出てくるのは肩こりと言われるような、頚周りの組織が一時的に硬くなって起こる痛みは鍼灸治療の得意分野です。頚の周りの組織と言うとまず思い浮かぶのが頚の筋肉です。先ほども説明したように、脊髄神経より細い神経が出て手に行っていっています、これを末梢神経といいますが、この末梢神経を頚の周りの筋肉が硬くなることにより圧迫すると手に痺れが出ることがあります。また、頚の血管を圧迫すると頭痛に発展することもあります。こういう痺れや痛みも鍼灸で治療することは可能です。
鍼灸治療できる?できない?迷ったら
鍼灸治療が可能かどうかは実際、患者さんが判断して頂く必要はありません。あすか鍼灸院に来院頂ければ全員治療を行う訳ではなく、1時間程度かけてお話しを伺ったり身体診察を行ってこちらで判断いたします。その結果を丁寧にお話して、治療を行うか直ぐに病院に行って頂くか判断して頂きます。ですので、迷ったら当院にお電話して頂きますようお願いします。
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