肝の気を巡らせて健康に!! 八尾市久宝寺駅の鍼灸院より解説

 あすか鍼灸院は緊急事態宣言中も診療を行っています。体調を崩した方は安心して来院ください。ただし、37.5℃以上の発熱がある患者さんは、行政の方針に従って頂き保健所の方に連絡をしてください。

 さて今回はこの自粛期間にご自宅でご自身でもできるツボ刺激をご紹介します。過去にも緊急事態宣言中の危険性や過ごし方を掲載していますので、自粛中に太った・肩が凝る・頭痛が起きたなどでお困りの方は是非、合わせて右のアドレスも覧下さい。https://asuka-shinkyu.net/805

「肝」のツボ押しで春を健やかに

 身体に不調があれば全身に張り巡らされた「経絡」に異常が現れます。経絡とは気・血(エネルギー)の流れる道という意味で、絡とは網という意味です。そしてツボは経穴と言って駅のようなものです。

 ツボを刺激すると筋肉がゆるみ、気・血(エネルギー)の流れがスムーズになります。また自律神経のバランスが整って心拍や血圧が安定します。

ツボの押し方

 下図のように親指の腹をツボにあてて皮膚を軽く動かすように押します。ただし、あまり強く押さないように気を付けてください。基準は気持ちの良い程度に押すようにしてください。押し過ぎると筋肉を傷める可能性がありますので、くれぐれも押し過ぎに注意してください。ゆっくり息を吐きながら3~5秒程で力を抜きます。

なでる

 手のひら全体で優しくなでたり、人差し指と中指と薬指の3本でなでたりします。軽くなでたり擦ったりするだけでも経絡の流れが良くなり効果が出る場合もあります。

もむ

 指全体でツボの周辺を柔らかく揉んで行きます。揉むことで血行が良くなり自律神経が整うため疲労回復にも効果的です。これも押す時と同様で強く刺激過ぎないようにしてください。

ツボの選定方法

 では次はどの部分を刺激すればよいのか紹介します。

期門(きもん)

乳頭からまっすぐ指4~5本分下がったところで、第6肋骨と第7肋骨の間です。

章門(しょうもん)

わき腹の少し内側で、肋骨の1番下の骨の下です。

足五里(あしごり)

大腿の内側の真ん中です。緑内障や網膜炎・動脈硬化症などにも効果的なツボとして有名です。

曲泉(きょくせん)

ひざを曲げた時にできるシワの内側の先端で太い骨の際にあるツボで、肝臓にパワーを与えるツボと言われています。

三陰交(さんいんこう)

内くるぶしから指4本分上にツボを取ります。婦人科系の疾患に使用されることの多いツボです。

中封(ちゅうほう)

内くるぶしの手前にあるくぼんだ部分にあるツボです。

太衝(たいしょう)

足の親指と人差し指の間のくぼみの部分にあります。めまいや目の疲れ・頭痛・ストレス・胃腸の不調にも有効と言われています。

大敦 (だいとん)

足の親指の内側で爪の縦線と横線の交わる点にあります。血の巡りをよくして肝機能が高まると言われています。

 春は「肝」を養生する季節です。臓器は外から見えませんし、触ることもできませんが全身に張り巡らされた経絡と密接に繋がっているため、「肝」によいとされるツボを刺激することでも養生ができます。そして深呼吸をしたり、よく笑ったり、ストレスを溜めないことも大切です。この8カ所を刺激してストレスが溜まりやすい自粛期間を乗り切りましょう。

 御自身で手に負えない症状にお困りの方は、是非一度鍼灸治療をお試しください。

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