肩こりが悪化しての頭痛を解析 八尾市久宝寺駅近くの鍼灸院が解説

 慢性的に肩こりで悩んでいる方の中で、肩こりが悪化すると頭痛が発生するという方も多いと思います。そのような方の為に今回は、肩こりから頭痛を発生させない為に対処方法をお伝えしていこうと思います。慢性的な肩こりの改善にもつながりますので、できるだけ多くの方に読んでいただきたいと思います。

 肩こりが悪化し頭が重くなって締め付けられるように痛むのが「緊張性頭痛」の特徴です。原因が分からない頭痛の7割以上を占めると言われています。今回はその緊張性頭痛に焦点を絞って記載したいと思います。

緊張性頭痛はなぜ起きる?

頭痛は、大きく2種類に分ける事ができます。

1つは頭痛の原因が直接な病気であるものを1次性頭痛と言います。1次性頭痛の代表は「緊張性頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」などです。

2つ目は頭痛の原因が直接な病気でないのを2次性頭痛と言います。代表的な疾患は「くも膜下出血」「髄膜炎」「外傷」などがあります。

 緊張性頭痛は1次性頭痛の中で一番多く8割前後を占め、一生のうちに緊張性頭痛を経験する割合は30~78%といわれています。発症の仕組みは詳しくはまだわかっていませんが、側頭筋や後頭筋・肩から背中にかけての僧帽筋などの緊張や凝りによって、痛みの感じ方をコントロールする神経に異常が起こり、痛みが生じると考えられています。肥満や運動不足・喫煙が発生のリスクになるという報告もあり、長時間のパソコン作業やスマホ操作などのうつむいたままでの姿勢も増悪因子となります。

どんな症状か?

 頭の両側が圧迫されるような痛みを感じ、時に後頭部や首筋にも同じような症状が出ます。痛みの感じ方は様々ですが、長い人は1週間も続いたという例もあります。

 一般的に片頭痛や群発性頭痛などより強くない場合が多いです。また、片頭痛で見られるような、立ち上がったり歩いたりするなどの日常の動作で痛みが強くなることは少ないようです。

 発症する頻度によって、1ヵ月に平均で1日未満の「稀発型(きはつがた)」と、1~14日「頻発型」、15日以上の「慢性型」の3種類に分けれます。頻発型と慢性型は日常生活にも影響する事が多いです。

どう治すの?

 治療方法は肩こりを解消する必要があります。

 まず1つは適度な運動を行う事です。肩回りの筋肉を動かしたりストレッチを行うと血流が改善して肩こりが解消します。上図参照

 2つ目は薬を飲むと言う方法です。急性期の治療は日本頭痛学会などが推奨する非ステロイド系消炎鎮痛薬を中心とした薬物治療を行うそうです。

 3つ目は鍼灸治療です。2つ目の投薬の場合に副作用の心配がありますが、鍼灸治療は副作用がほとんどありません。1つ目の運動をこまめに行っても一定以上の肩こりが蓄積してしまうとなかなか効果が出てきません。つまり、頭痛を起こすような頑固な肩こりには鍼灸治療が最適と言う事です。鍼灸治療は鍼が刺された時点で反射的に身体の血流がよくなるホルモンが放出されます。ですので、肩こりを改善させたいとお悩みの方は是非一度、鍼灸治療をお試しください。ご予約やお問い合わせは下記の電話番号かメールで連絡を下さい。

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