夏に向けて水分補給 八尾市久宝寺駅の鍼灸院より提案
先日患者さんより、今から夏に向けて別居している高齢の母親が、しっかり水分補給が出来ているか心配である。という悩みを伺いました。そこで今回は水分補給の重要性と、どのようにすれば飲み忘れを防ぐ事ができるかを紹介いたします。
1日1.5ℓの水を飲みましょう
60歳代以上は喉の渇きを感じにくくなっています。そこで毎日どのくらいの水分を摂取しているかまず確認してください。全てはそこから始まります。
体内の水分が不足すると熱中症だけでなく、脳梗塞や心筋梗塞などの発症リスクも上昇します。計画的に水を飲むように心がけましょう。
身体から出ていく水と体に入る水の量は?
私たちの身体は、約6割が水で出来ています。身体の隅々までその水が満たされることで、臓器や血液などあらゆる組織が正常に働きます。きちんと水を補給し、巡らせ、排出する、この循環が健康維持には大切です。ところが、高齢になってくると喉渇きを感じる神経が鈍くなってきているので、喉渇きを感じにくくなっており、水を飲む量がどんどん減っていくのです。だからこそ計画的に水分補給をする必要があるのです。
1日の必要水分量は?
では、どのくらいの水を飲めばよいのでしょうか。私たちの身体は、少なくとも1日に約2.5ℓの水分を排出しています。夏場や、ウォーキングなどの運動をした場合はさらに排出量は増えます。これを補うには、食事でも摂れる水分や体内で生成される水分(代謝水)のほかに、飲み物で約1.5ℓ摂取する事が必要になります。
1日の中で回数を分けて飲む
毎日1.5ℓと聞くとそんなに飲めるかな?と思った方、安心してください。それを解消する方法は回数を分けて少しずつ飲むんです。
まず、給水するタイミングを決めます。例えば、起床時・毎食後・入浴前後・おやつのタイミング・就寝前などです。そのタイミングが来た時に、喉が渇いているかどうかに関わらず、およそ200ml(約コップ一杯)程度の水分を飲むようにします。これなら無理なく1日の必要摂取量を無理なく飲めます。ただし、飲み過ぎにも注意してください。体重×30mlを目安に、それ以上飲むのは逆効果です。大量に飲むと身体への吸収が悪くなるうえ、腎臓にも負担がかかってしまいます。
水分が足りないとどうなる?
軽症
喉渇き
中症
強い喉渇き・身体のだるさ・めまい・頭痛・食欲低下・体温の上昇・血圧低下など
重症
呼吸困難・意識障害・チアノーゼ(唇や爪が紫色に変化)
軽症や中症の場合は運動を中止し、冷房の効いた室内で安静にしてください。それでも状態が回復しない場合は病院を受診してください。重症になると必ず急いで病院で処置してもらってください、生命にかかわります。
上記の事に注意して水分補給をするようにしてください。
健康の事で不安な事や相談したいことがありましたら、あすか鍼灸院に連絡してください。
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